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2022-02-10 00:00
(連載1)日本には「石原慎太郎」という言論人がいた
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
石原慎太郎という言論人、政治家は稀有な存在でした。2月1日に、芥川賞作家、元参議院議員、元運輸大臣(現在のポストで言えば国土交通大臣)、元東京都知事そのほか数多くの経歴や肩書を持つ石原慎太郎氏が膵臓がんでご逝去されました。享年89歳でした。本人は「細胞の寿命である120歳まで生きる」とおっしゃられていたので、予定よりは31年早いご逝去でありました。謹んでお悔やみ申し上げます。
文章的に違和感があると思うが、この部分だけは丁寧語で文章を構成させいただいた。読みにくい部分はお詫び申し上げる。私の故人に対する敬意の表れと思って許していただきたい。今回は石原慎太郎氏を私なりに偲んで話をしてみたいと思う。そもそも、広く死者を悼むという心自体は、日本人の特長である。
石原慎太郎氏というと、「タカ派(保守強硬派)の政治家」のイメージがあるかもしれない。また亡くなった時の報道も一部からはそのような側面を強調する報道がなされた。また社会民主党の議員や政治学者の山口二郎氏などを始めとした左派が、亡くなった方に対して誹謗中傷をするコメントをSNSに上げて、数多くの批判を受け物議をかもしていた。
日本人の文化としては、生前どのように自分たちにとって悪く見えることをしていても、亡くなった相手に対しては、少なくともその喪が明けるまでの間は悪く言わないというのが、あるべき振る舞いであると思う。そもそも卑怯なことはしないというのが文明人の文化であり美学であり、また武士道の精神であると思うが、そのような社会通念は、批判をしている人々には通じないのだろうかと思わされる今回の訃報である。(つづく)
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