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2022-02-05 00:00
コロナ対策のギアチェンジを考えよう
船田 元
GFJ政治家世話人/衆議院議員
デルタ株に代わってオミクロン株が主流となり、第5波を遥かに上回る新規感染者数が連日報道されている。まさに「爆発的感染」が起こっている。しかし明らかにオミクロン株はデルタ株とは違う性質を持つようだ。よく言われるのが感染力が3倍とも5倍とも推定される強さだ。また重症化しにくく、無症状者も多いようだ。潜伏期間も2日程度と早く、回復も早いと言われる。このため2類感染症と同等に保健所扱いで措置しようとすれば、保健所がパンクしてしまい、濃厚接触者の特定も大幅に遅れてしまっている。PCR検査も数日待たなければ受けられない状況である。さらに濃厚接触者の自宅待機を2週間とか10日を義務付けていると、社会機能が完全に止まってしまう。ようやく待機期間がエッセンシャルワーカーは6日間、一般でも7日間に短縮されたが、医学的知見に基づいてさらに短縮が可能になるのではないか。
もちろん軽症者が多く、重症化しにくいからといって、保健所が関与する感染症2類からインフルエンザ並みの5類に引き下げるなど、これまでの対策を大きく変えることは時期尚早ではある。高齢者に感染して重症化するリスクは依然としてあるし、若い人も含めて後遺症がどうなるのか未知の部分がある。重度の倦怠感や知覚障害、意識障害など、「筋痛性脳脊髄炎」に似た後遺症が心配である。とにかく罹患しないことが大切だ。
しかしいつまでも保健所関与や自宅待機義務付けで縛っていては、社会活動が成り立たなくなってしまう。我々は感染予防しながら社会を回していく工夫を必要としている。具体的には、ワクチンの3回目接種をできるだけ前倒しで行うこと。5歳から11歳までの接種も希望される方々には、出来るだけ打っていただくこと。PCRや抗原検査は滞りなく実施出来る様に、キットや試薬に不足が出ないようにすること。飲み薬による治療薬が多くの病院で処方できる態勢にすることが重要だ。
このような対策を十分に実施出来る態勢が整えば、新型コロナを感染症2類相当から、インフルエンザ並みの5類相当に引き下げることは可能ではないか。今後も完全に「ゼロ・コロナ」にすることは難しいが、「ウィズ・コロナ」という生活様式に切り替えて、社会活動を止めないことを目標としなければならないだろう。
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