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2021-12-25 00:00
世界韓人経済人大会について
真田 幸光
大学教員
中国本土が、「世界華人会議」を開催し、民族連携に基づく、経済発展を促進しようしているのと同様、韓国も、朝鮮民族の民族意識を基にした、「世界韓人経済人大会」を既に、過去四半世紀開催しています。そして、今年も64カ国・地域から約1,000人が参加してオンライン・オフラインで、「第25回世界韓人経済人大会」が開催されました。
そして、世界韓人貿易協会(World-OKTA)と韓国国家基幹ニュース通信社の連合ニュース、ソウル市が共催した今回の大会では、「中小企業と若者たちの海外進出の足掛かりを設ける成果を上げた。」との報告がなされています。即ち、実際に中小企業32社がバンコク、ドバイ、ニューヨーク、シドニー、東京など6都市の韓人経済人約60人と商談を行い、海外販路を開拓したと報告されています。また、海外での就職を希望する求職者100人も、オンラインとオフラインで行われた採用面接を通じて海外進出の機会を得たと報告されました。韓国製品の海外市場進出支援や朝鮮民族経済共同体の実現などを目的に、1981年に設立されたWorld-OKTAは、64カ国・地域の138都市に支会を持ち、約3万2,000人の会員が活動していますがその影響力は拡大してきています。
また、今大会はWorld-OKTAの組織そのものの創立としては、40周年を迎え、その記念行事を兼ねて開催され、金富謙首相、与党「共に民主党」の宋永吉代表、最大野党「国民の力」の李ジュンソク代表、権七勝中小ベンチャー企業部長官、呉世勲ソウル市長などの要人も出席しました。また、閉会式では、World-OKTAのハ・ヨンファ会長が、「40年間World-OKTAの強力な韓人経済人ネットワーク構築のために尽力した先輩・後輩に敬意を表する。」と述べ、共催者である連合ニュースの金ヒョンジュン常務は、「韓国のステータスが向上し、影響力が日増しに高まるなかで先駆者の役割を果たしているのが世界の韓人経済人であり、民間外交官かつ立派な事業家、韓流伝道師として韓国の頼もしく大切な財産である。」と民族意識の強い内外の朝鮮民族を意識したコメントをしています。
こうした、民族を意識した経済ビジネス活動を私は、否定はしませんが、「民族を強調するが故、むしろ無駄に対立が世界に起こること」を私は懸念しています。
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