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2021-09-25 00:00
「相対比較による投票」の重要性
真田 幸光
大学教員
この秋は、日本も政治の季節に突入、間違いなく、「衆議院議員選挙」という大きな選挙があります。現行の政治に不満や意見がある人が増えてきている中、それを如何にして、「投票行動」によって示すのかが問われています。
現行の日本国憲法に於いては、「参政権」即ち、政治に参加する権利は、「生存権」「教育権」と共に、「国民の三大権利」の一つに挙げられています。そして、日本国憲法第15条では、「公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。」と規定されており、国民は、「選挙権を行使することによって政治に参画する権利を持つと言うことになります。しかし、実際に選挙の投票を考えると、自分が投票する選挙区で、これはと言う人がいないのが現実となっている人が多いのではないでしょうか。
更にこうした中で、日本の現行の選挙制度の中では、「比例代表制」なる制度が存在して、選挙で落ちたはずなのに、「比例復活」なる訳のあまりよく分からない制度もあって、「本当に投票によって政治に参画できているのか?」と疑問に感じることも多いです。そこで、私たち庶民が取る対応姿勢として考えられるものの一つは、「相対比較による投票」ではないかと思います。
SNSなども含めた情報の収集をフルに展開して、「立候補者の政治家としての実績、初出馬の人は、これまでの業績を、投票者自らの考え方で構わないので、自らがしっかりと分析、評価した上で、その実績や業績の、自らの視点からしてダメな人から候補から外していく。そして、最後に残った人に投票する。」と言うのが一つの対応方法ではないでしょうか。もちろん、それでも全部ダメであれば、「白票を投じる。」という投票行動もありましょうが、とにかく、危険は回避、「投票率を上げていくこと」から日本の政治を有権者から変えていかないといけないのではないかと思う、今日この頃の日本の政局動向であります。
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