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2020-11-12 00:00
(連載1)バイデン次期大統領と日本の外交戦略
鈴木 馨祐
GFJ政治家世話人/前外務副大臣
アメリカ大統領選挙の結果、バイデン元副大統領が新大統領となることがほぼ決まりました。国内において分断をどう乗り越えるのか、あるいは、民主党内も穏健派から左派までかなり幅が大きいので、そこをどうまとめていくか、バイデン次期大統領にとってはこれからが正念場と言えそうですし、グローバルに経済が動く最近の情勢を考えれば、我が国の経済に与える影響も極めて大きいので、経済政策を含め、人事も含め今後の動向に注目したいと思います。
さて、わが国にとって最も重要なのは、アメリカの対外政策が今後どのようになっていくかです。トランプ大統領はトップダウンのやり方を好み、周囲が予想しなかった行動をとるなど、いわば「荒れ球ピッチャー」型の大統領でした。バイデン次期大統領は基本的には政府機構との協調を図る穏健なやり方が予想されますので、いわば「制球がいいピッチャー」型となると思われます。
もちろん、まだ人事も固まっていない状況なので、さらに詳細な分析が必要ですが、4年ぶりに大統領が変わり、わが国としても安倍総理から菅総理に7年9か月ぶりにトップリーダーが変わったわけで、首脳外交が極めて重要性を増している最近の国際政治を考えれば、どのようにして我が国のプレゼンスを国際政治的に最大化するか、戦略的に動いていかねばなりません。
注目すべきポイントとしては、最近の外交の一つの柱である、グローバル課題への多国間対応、いわゆるマルチの分野と、中国・北朝鮮を抱える東アジアならではの伝統的な安全保障的な二国間の分野、それぞれに分かれると思われます。(つづく)
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