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2020-10-09 00:00
(連載2)陸上自衛隊「コロナ禍」に思う
松本 修
国際問題評論家(元防衛省情報本部分析官)
毎日新聞ネットの報道によると防衛省は10月5日、新型コロナウイルスの感染予防策として、飲酒や飲食を伴う業務の打ち合わせ「会合」を再び、事実上禁止にしたという。
感染者が減ったため1日、7月末以降自粛を要請していた会合を解禁していたが、上記の教育課程参加者に集団感染が起きたため、わずか4日間で逆戻りとなり、「みんな我慢していたのに、本当にあり得ない。教育課程は遊びではなく、管理監督責任が問われるべきだ」と怒りを隠さない隊員がいたとされる。
今回の陸自「コロナ禍」で婦人自衛官教育隊長や東方混成団長の管理監督責任が問われるのは言うまでもないが、小生は、今回の事態発生に関して同期の湯浅吾郎陸上幕僚長(陸幕長)にも見解を聞いてみたい。防衛省HPをみても当たり障りのない挨拶や外遊報告、訓練成果しか掲載されておらず、要は「イイ話」しか公開していないからだ。このような浮動状況下、全国の陸自隊員が聞きたいのは湯浅陸幕長の真の言葉であると小生は思うが「ゴロー」はどう考えているのだろうか。
翌6日には産経新聞社がバックアップする「第18回国民の自衛官」表彰式が市ヶ谷で開かれ、選出された9人1機関に表彰盾などが授与されたという報道にも接した。小生は在職期間中、こうした光栄な場所には無縁であったが、「国民の自衛隊」とか「国民の自衛官」という主張を耳にすると「国民NO(ノー)自衛隊」、「国民NO(ノー)自衛官」を本能的に想像してしまう悪いクセがあった。今回の陸自「コロナ禍」への対応如何が、これまでの評価や賞賛を一変させてしまう可能性があることを肝に銘じるべきだと思う。(おわり)
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