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2020-08-26 00:00
(連載2)大宰相、安倍晋三
岡本 裕明
海外事業経営者
経済では黒田日銀総裁を起用し、異次元の緩和が行われ、株価は大きく上昇し、為替も安定しました。アベノミクスの評価は割れますが、少なくともそのような目標を出した首相は最近いたでしょうか?
評論家はいくらでも批判するのが商売です。彼らは評価できる面とそうではない部分を上から目線で述べるのですが、今の世の中、すべてを満足させることは1000%無理であります。となれば国民は一定の我慢や覚悟はすべきでしょう。森友とか加計学園、更には桜を見る会問題などがありましたが、今から10年もすればこれらは長期にわたる安倍政権全体からすれば小さな問題だったという位置づけになるとみています。話題になったのは野党やマスコミが必要以上にそれを利用しようとした戦略に国民が乗せられたということかと思います。
この点からしても安倍首相は大宰相であると考えています。文句は誰でもいえます。しかし、日本のため、この難しい時代にこれだけ長期間に渡り、尽くしてきた首相は成熟しつつある日本に於いては特筆すべき功績があったと認めない方がおかしいでしょう。
城山三郎の「男の本懐」(新潮文庫、1983年)という小説では、昭和初期、浜口雄幸首相が東京駅で暴漢に襲われ、銃弾に倒れたのち、幣原喜重郎が首相代行をしたもののうまく機能しません。それもあり、体にムチを打って浜口が国会に戻った時、与野党から惜しみない拍手が沸いたというシーンがあります。安倍首相の健康状態が懸念されていますが、私は安倍首相こそ、現代版「男の本懐」ではないかと思っています。(おわり)
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