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2020-01-15 00:00
(連載1)2020年、世界展望
岡本 裕明
海外事業経営者
昨年に2019年は「補」の時代になると申し上げました。米中通商戦争や英国のEU離脱、難民問題、北朝鮮問題など様々な問題を解決し、補正をしていく年になると予想しました。概ね、その方向にあったと思います。では2020年はどんな風が吹くのでしょうか?私はあえて「改」を当ててみたいと思います。
2018年に始まった「乱」を2019年に「補」したわけですが、必ずしも根本問題を解決できたわけではありません。米中通商交渉も比較的妥結可能な部分だけを取り出して「第一弾妥結」としただけです。中国の統治、人権問題、ひいては経済状況についてもパッチワークで穴を塞ぎ続けているだけです。EUからの離脱がようやく決まりそうな英国も関税や北アイルランド、スコットランドなど国内問題噴出は避けられません。シリア移民はトルコに向かい、エルドアン大統領はもうこれ以上トルコが緩衝帯になるのは無理と発言しています。今までやってきたことは正しかったのか、あちらこちらで疑問を呈し、それが大きな議論や闘争となるかもしれません。
朝鮮半島に目を向けてみましょう。2019年末の日中韓首脳会談でお互いの関係を改めて認識しあったもののそれを横目でにらむ北朝鮮は拗ねています。かといって北朝鮮がアメリカをはじめ、世界を敵に回して戦えるわけがありません。金正恩氏は自身への忠心が損なわれることがないように軍部の士気を高めんとしてアメリカに吠え続けますが、演技にも限界が見えています。
ところでアメリカでは11月に大統領選挙があります。経済が順調で株価が更に上昇するならばトランプ大統領有利となりますが、世界のルールと流れを壊したことを快く思わない層の萌芽はトランプ氏にとって怖い存在となるはずです。トランプのアメリカが続くと見る向きが強い中で仮に同氏が落選するようなことがあれば世界は方向感を失うかもしれません。その影響力は誰も想像できないほどになります。(つづく)
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