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2019-06-03 00:00
(連載1)誰もがうらやむ蜜月の日米関係
岡本 裕明
海外事業経営者
トランプ大統領ご夫妻訪日のニュースは尽きないようですが、一部にはいろいろつまらないことをいう人もいるようです。共産党の小池書記局長は日米貿易交渉に関して8月に何か大きな発表ができる、という点に関して「参院選対策でアメリカに口止めしたのではないか」、立憲の枝野代表は「天覧相撲でも2階から見るのになぜ升席なのか」、はたまた立憲の辻本氏に至っては「トランプ氏は観光旅行で日本に来るのか。安倍晋三首相はツアーガイドか」(以上産経要旨)と述べています。ここまで言うとこの方の性格のひねくれ方は私の家のドライヤーのコードと同じ(直しても直してもすぐよじれる)かもしれません。
テレビでもフジテレビ系の「バイキング」で東国原英夫氏が貿易交渉スタンスについて日本はTPP11と同程度の水準で妥協を狙っているのでは、という見方に「トランプ大統領はそんなこと聞かない。それだったらTPPに入ってますよ。二国間で(交渉)するってことは、農産物の関税をタダにしろ、それで自動車は25%(の追加関税を)取るぞと」とトランプ大統領の交渉内容が強気であると強調。すると司会の坂上氏が「そしたら(日本はアメリカの)舎弟だよ?」などと大統領に対し、批判的ともとれるコメントを繰り広げた、(リアルライブより要約)と報じられています。
東国原氏の論点は違います。トランプ氏は多国間交渉が嫌で常に二国間でベストディールを引き出すことを目論んでいます。それは多国間交渉になると双方の国のインタレストを最大限にアピールできず、必ず妥協の産物になりかねない点、および、自分の短い任期中に最大限の成果を上げるというアメリカ短期効率主義が背景です。司会の坂上氏においては受け狙いのつもりかもしれませんが、フジサンケイグループの放送において風上に置けない発言です。
今回で安倍氏とトランプ氏は5回目のゴルフ外交をしています。トランプ氏との外交においてゴルフを5回もできる人はいません。時間がかかるゴルフを一緒にするのはよほど気が合わないとできないものです。では他にゴルフ出来る首脳はいないのかといえばゴルフをする理由が立つ国でないとなりませんが、そうなると日本やイスラエル、英国といった主要同盟国で長く安定した歴史が背景にあることは要件でしょう。(つづく)
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