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2007-05-09 00:00
『日米同盟の危機』を読んで
伊奈久喜
新聞記者
本欄を読んだり、投稿したりするひとたちは、一種の同志であり、様々な考え方のひとがいるにせよ、その幅にはおのずと限度があるように思える。例えば、日米安保体制を否定するような意見は、ほとんどお目にかからない。一定の大きさの土俵のなかで多くの提言がなされている。
数日前に送られてきた『日米同盟の危機』(森本敏、岡本行夫)は、そんなひとたちにとって頭が整理され、かつ勇気づけられる本である。著名なふたりの論者の対談をもとに編まれた本だから、極めて読みやすい。対談時点がいつかはわからないが、昨年7月の北朝鮮のミサイル実験には触れているが、10月の核実験には言及がないし、ことし2月の6カ国協議にも触れていない。したがって昨年7月から10月までの間と見られるが、その時点ですでに題名にもなっている「日米同盟の危機」を語っている洞察力は見事であり、様々な問題について感覚的な素人論を戒める。
リアリストたちのなかにすらある東アジア共同体推進論に対し、「中国を利するだけ」でふたりの意見は一致する。わが意を得たりと感じる。
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