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2007-04-16 00:00
連載投稿(1)地の果てモロッコの会議は「異風同堂」
岩國哲人
衆議院議員
今まで色々な国を旅してきたが、北アフリカのモロッコほど変化に富んだ地形、景色、文化、色彩、人々の厚い人情、そして空気そのものが、旅人を驚かせ感動させ、ドキドキさせる国はかつて経験したことがない。そのモロッコの、フェズとならぶ古都の一つ、マラケシュで開催された「自由主義インター」の第54回大会に三泊四日で出席し、帰途はカサブランカを経由して帰国した。
「ここは地の果て アルジェリア、明日はチュニスか モロッコか・・・」と歌われた北アフリカの西端の国モロッコの首都、「赤い街」とよばれるマラケシュには、北から、大西洋岸から、そしてサハラ砂漠から、あらゆる土地の人々がやってくる。集う人間も、売買される品物も、交わされる情報も、あまりにもバラエティ豊かで、その数もあふれんばかりだ。中心のジャマ・エル・フナ広場では各地の芸人達がパフォーマンスを繰り広げ、夜には広場いっぱいに屋台が立ち並ぶ。喧騒と活気が渦巻く、はちきれそうなこの街のエネルギーは、このカオス(混沌)の雑多さが生み出しているに違いない。
人・モノ・カネ・情報、文化、そして歴史と現代の時空間の交流がつくりだしているマラケシュだからこそ、自由主義インターのような、百カ国をこえる国々の大小さまざまな政党が、立場や環境は異なりながらも、人間性尊重のために「自由主義を守れ」という旗のもとに一堂に会し、議論し合う開催地として選ばれたのだろう。3日間の会議の雰囲気は大国だけの集まる「威風堂々」ではなく、「異風同堂」の感があった。
今大会の討議テーマは「民主主義と経済開発」。国の規模により、また開発段階の違いによって、それぞれの参加国の意見は違ってくるのは当然のことである。日本からは正式メンバーとして加盟している党はないが、民主党だけがゲスト・メンバーとして毎年招待されていて、今年は小沢代表が日程調整がつかず、私が代理で出席し、演説も引き受けた。(つづく)
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