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2007-03-30 00:00
連載投稿(1)世界にとって好ましい諸国とはどの国か?
青木 茂
著述業
フランスの有力なシンクタンクであるIRISの所長のPascal Boniface氏は「イスラエル、イラン、米国、北朝鮮に共通点はあるのか?」とのタイトルの下で、3月22日付けの同シンクタンク週刊メールマガジンで、最近BBCが世界28カ国で実施した世界の国々について国際関係に好ましい(ポジチブな)影響を与えた諸国と好ましくない(ネガチヴな)影響を及ぼしている諸国についての世論調査の結果を論評している。
それによれば、国際関係に好ましい影響を与えた国としてカナダがトップである。カナダのどのようなところが評価されたのかについて特に論評はないが、その静謐を旨とする質実な国民性とSIDA(わが国のJICAに相当するカナダ政府の援助機関)を通じる途上国開発援助や平和構築への継続的な努力が評価されたのであろう。
日本は第二位にランクされている。次いでEU、フランスの順となっている。日本が第二位にランクされたのは、その国際社会に対する長年の地道な貢献ぶりが評価されたのであろう。具体的には日本が専守防衛を国防の基本方針とし、平和主義に徹した外交を推進し、イラクでも自衛隊は派遣しているが、戦闘に参加することなく、民政安定を重点としての協力に徹したからであろう。同時に長年の政府ベースの経済・技術協力も高く評価されているのであろう。更には「物作り」を通して、世界の人々の福祉、生活水準の向上にも貢献したことであろう。このBBCの世論調査は日本人が想像する以上に世界では日本への評価が高いことを示しており、興味深いものとなっている。(つづく)
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