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2017-09-05 00:00
(連載2)北朝鮮漁船と日韓漁業協定
緒方 林太郎
衆議院議員(民進党)
既に書きましたが、暫定水域内では日本が韓国漁船を直接取り締まる事はありません。勿論、日韓漁業協定については日韓の協定なので、北朝鮮漁船の操業取締りについては、排他的経済水域の判断の基礎となる日朝中間線で判断すべきものです。ただ、大和堆の一部地域においては、韓国漁船については(事実上やりたい放題で)取り締まらず、北朝鮮漁船のみを取り締まるという状況になっているのが、現場に居る海保の対応に影響してはいないかなという問題意識が私の中にあります。
しかも、この海域はロシアも絡んで中間線の状況がとても入り組みます。そして、日本の制度上、北朝鮮との中間線関係で「何か」を放置してある部分が存在した記憶があります(記憶が定かではないのですが、たしか線を引けてない海域があったのではなかったかと思います)。韓国、ロシア、北朝鮮からどうやって線を引くかで、なかなか確定が難しい海域があるという事です。
日韓漁業協定については、(暫定水域ではなく)互いの排他的経済水域での操業について条件が折り合わないまま、1年以上続いています。日本側の関心は済州島周辺のサバ漁、韓国側の関心は長崎沖でのタチウオ漁に関心が強いのですが、韓国漁船の立ち振る舞いの悪さがあるため、交渉にすら応じ難い状況のようです。
現在はこれらの互いの排他的経済水域での操業の所に注目が集まりますが、今日のエントリーで書いたように、日韓漁業協定の暫定水域内にある大和堆周辺での漁業実態と、それに伴う韓国、北朝鮮(+ロシア)の関係もよく注目しておく必要があるという事で一文書きました。(おわり)
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