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2017-04-11 00:00
(連載2)中韓から見たアベノミクスについて
真田 幸光
大学教員
日本経済が危機を脱出したことには様々な背景があったでしょうが、ここに間違いなく安倍晋三首相のリーダーシップが最も重要な役割を果たしたという点は、私も否定しません。安倍首相は思い切った資金供給と企業寄りの資金緩和を行い、経済の悪循環を反転させ、その結果として、2012年12月の政権発足当時、1万円前後となっていた日経平均は現在、最近やや下がったとはいえ、2倍近くにまで上昇しており、これはやはり「成果」でありましょう。
また、昨年の有効求人倍率は1.43で20年ぶりの高水準となっています。しかしまた、如何でしょうか?
アベノミクスは大規模な金融緩和、拡張的な財政政策、民間投資を呼び起こす成長戦略という「3本の矢」から成り立ち、安倍政権はこれを推進、無制限に資金供給を行うため、過去最高の通貨供給を行い、過激だと悲鳴が上がるほどの円安政策を取る、そうした政策を国際社会が容認する環境も事前につくり上げたことから、輸出も増え、企業業績が上向き、雇用と消費が復活する好循環が始まっていますが、成長戦略は全くと言っていいほど、僅かの実績しかあげていません。
実体経済の底上げ、確立の上では不可欠の成長戦略の完徹を安倍政権にはお願いしたいものです。そして、それにつけても、安倍政権は「自らは全てが正しい」と言う国家運営は厳に控え、賢者の声には耳を貸す姿勢を持って国家運営を図ってほしいものであります。(おわり)
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