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2017-02-28 00:00
(連載2)孤児著作物
緒方 林太郎
衆議院議員(民進党)
これはこれでとても良い制度なのですが、もっと活用を進めるべきだと思います。現在、一年での利用は50件弱まで増えて来ました。ただ、1件で大量の著作物が持ち込まれることもあるので、実際に裁定される著作物は年によって1000~数万まで分かれます。まだ、周知不足の所もあるでしょうから、もっと周知にも頑張ってほしいと思います。
私から質問したのは、(1)文化庁にもヒューマンリソースの限界があるだろうから、信頼できる民間団体への委託は進めてはどうか、(2)この裁定制度は問題を本質的には解決しない、例えば、本当は著作権が切れているにもかかわらず「よく分からない」という理由で持ち込まれるものもある、そういうものに対して保証金を取るのは金銭的負担が重すぎるのではないか、この2点でした。
いずれもそれなりに検討が進んでおり、私としては「きちんと見ているから、しっかりやってね」というメッセージを発する意味合いでした。文化庁も分かってくれたと思います。
なお、この孤児著作物への対応が著しく遅れている国があります。アメリカです。著作権ビジネスが盛んなため、そういうビジネスの影響を受けた議員が議会で反対しているのだと思います。本当は「日米通商交渉やるなら、孤児著作物の対策をやれと要求してはどうか」と質問を用意していたのですが、これは時間切れでした。また追いたいと思います。(おわり)
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