ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2017-02-18 00:00
(連載2)習近平国家主席・総書記が率いるかつての『眠れる獅子』中国の展開
真田 幸光
大学教員
更に、こうした崇高なる目標を具現化する為には「経済の持続的で健全な発展を促進することは不可欠である」と謳いつつ、「改革の全面的深化」を試み、「社会事業と社会管理の改革発展を促しつつ、社会主義文化強国を建設する」と明示しています。そして、これらを「法によって国を治める」と言う形で実現していきたいとしているのであります。
更に、対外的には「平和的発展の道を歩む」と宣言しつつ、先ずは所謂先進国との関係に於いては「新たな形の大国関係を構築する」とする一方で、所謂開発途上国に対しては中国本土自身があたかも開発途上国の代表であるが如く振る舞いつつ「東南アジアや朝鮮半島等の周辺諸国とは外交関係を上手に展開する」。一方で、アフリカ・中東・中南米などを意識しつつ「発展途上国との団結・協力をしたい」とし、「多国間協力に積極的に参加する」ことを推進、国際社会に於ける中国本土のプレゼンスを高めたいとしています。
なんと立派な習国家主席・総書記でありましょうか? しかし、習国家主席・総書記の考え方の基本には、上述したことを推進する上からも「国防と軍隊の現代化を推進する」というものがあり、習国家主席・総書記の論調は、所詮は「大航海時代からの既得権益層から覇権を奪い、次は文字通り、中華民族が主導する中華の世界を確立する」というものにしか聞こえず、私たちにとっては「単に覇権者が英米から中国本土に代わるだけのものを中国本土は目指している」としか映りません。
世界に、地球市民を意識する「真のリーダー国家」が出現することを願ってやみません。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
グローバル・フォーラム