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2007-03-10 00:00
連載投稿(4)地磁気異常の発生にも注目せよ
小山 清二
特許庁先任審判官
台風の進路や速度等の諸性状も、核実験が始まった第二次世界大戦後において著しく変化し、異常化して来ている。異常気象も世界的な規模で長期化且つ極端化して来ている。日本の気象庁も、近年の異常気象は、特に1960年代に入ってから活発になったと認めている。特に、日本に襲来する台風を注意深く観察してみると、予定進路を急変させたり、一時的に前進を停滞させるなどの迷走がみられる。これらの異常気象は放射性物質によって引き起こされているものと確信する。
太古史における幾多の気候激変によって、ある種の動植物が急速に絶滅したり、突然変異的に出現したりして来ているのも、宇宙からの各種の放射線(太陽の高エネルギー粒子・宇宙線)や地球内部からの諸々の放射線・素粒子の大量放出が、何らかの原因で発生した為に起こったものと推察される。目下、国内外の一部の研究者からも、異常気象の原因に太陽活動や宇宙線が関係しているのではないかとの指摘もあるが、真の原因こそ放射性核実験による放射性塵であろうと推察するものである。
さて、地球温暖化現象や異常気象の多発化が炭酸ガスの大量発生によるものでは無くても、炭酸ガスを減少させることが大気汚染の防止や酸性雨対策に貢献できるものであるならば、炭酸ガス排出抑制は、それはそれなりに結構なことである。敢えて誤った原因説でも反対することも無いし、石油消費を大幅削減できる方策を講じる道を切り開いていく口実にもできるというものであろう。皮肉な事例は歴史上山ほどあり、人類に対する神の為せる仕業であろうと思われる。当方は、何も炭酸ガス排出削減に反対するものでは無い。ただ、異常気象や地球温暖化の真因が放射性核実験にこそあると指摘し、核戦争や核実験が生態系を破壊し、地球を滅亡させる元凶であることに強く警告を発するものである。
ところで、既に地磁気の逆流が発生したり、地球を取り巻く磁気量も著しく減少するなど、地磁気に異常が発生しており、鯨やアザラシなどの座礁も地磁気の乱れによる方向感覚を喪失した異常行動に他ならないものと推察する。次第に人間の精神状態にも異常さが反映されていくものと思われる。また、地球内部に存在する内核も、何と600キロも中心からずれているという観測もあるようだ。目下、一部の研究者から、過去の地球の歴史において幾度となく発生した地球軸の移動(ポール・シフト)が、近未来において発生する可能性のあることが指摘されている。一体何が地球規模の異常気象、地磁気の乱れ、内核のずれなどの原因であるのか、またそれらが将来の地球の運命に如何なる影響を与えるのかは、殆ど解明されていない。人類は、右往左往しているのが現状である。(おわり)
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