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2007-03-09 00:00
連載投稿(3)異常気象の真因は核実験の放射性塵
小山 清二
特許庁先任審判官
然らば、今日のように、地球上で同じ時期に地域により、干魃と豪雨、酷寒と酷暑の極端なる降水や気温の激変を発生させ、そして、農作物の収穫を始め、魚の移動にまで多大なる影響を及ぼしつつある異常気象は、一体何に由来しているのだろうか。最近の単なる地球温暖化とか、少し前に喧伝された氷河期到来の地球寒冷化などによると、単純に片付けられるものではないだろう。残念ながら、目下のところ、明確に解明されてはいないように思われる。
想うに、現在のオゾン層破壊や両極端なる異常気象は、火山灰や火山塵と一見よく似た微細な物質を空中に大量に且つ頻繁に放出させている人為的な大爆発に起因しているものと推定される。即ち、地球規模の異常気象の真の原因は、過去の放射能核実験による多量の放射性塵によるものと思われる。この原子核実験は、1945年の広島、長崎への原爆投下に始まって、1960年代頃から多発化して、これまでに毎年平均で50回から60回ほどで推移し、累計で1800回以上も実施されて来たものである。
実に、この核実験による放射性塵が成層圏などの地球環境・生態系を狂わせているものと思われる。米国の原子物理学者は、放射能核実験は自然界の生態系に対して何も影響は無いなどと明言しているが、一体何の根拠があってそう断言できるのか。ただ未解明・未検証であると言うことではないのか。それとも、核実験に対する反発や恐怖を払拭し安心させるための、根拠なき単なる方便に過ぎないのか。
ところで、火山の爆発と核実験による爆発は様々な面で類似している。火山噴火の噴煙に見られるような噴火現象は、正に原水爆の核実験におけるキノコ雲の発生とそっくりである。放出される火山灰や火山塵と放射性塵はともに微粒子であり、反応性(吸着性)に富み、様々なイオンや物質を付着させる。ただ一点のみ性質を大きく異にする。それは、火山灰や火山塵には放射能が極めて少ないか、殆ど無いのに対し、核実験による放射性塵には極めて大量の放射能が含有されているということである。放射性塵は、空気中からもまた地球上からも容易には消滅していかないものであり、生態系を大きく狂わせていっている。最近の調査では植物の内部にも放射性塵が大量に発見されている。
そして、この放射性塵は、火山灰や火山塵と同様に、空中高く舞い上って一部は8千から1万メートルもの成層圏に達して、太陽からの紫外線を吸収したり、反射、錯乱したり、また大気圏の水蒸気層にも影響を与えている。しかし、この放射性塵は、火山灰や火山塵と異なり放射能を大量に含有しているが為に、単なる吸着や吸収では済まされず、物理化学的に複雑な諸々の反応を引き起こし、大気圏全般に亘って様々な未解明の生態系の破壊現象を招来させている。
先程述べた自然現象の火山爆発による火山灰と異なって、人為的に核爆発を起して放出せしめた大量の危険な放射性塵は、爆発の規模の大きさや頻度の高さによって、世界的に極端で長期的な異常気象を引き起こすばかりでなく、地上に降下して来て、水や農作物等に浸透して、これを飲食する人間の身体内部にまで侵入して、諸々の悪影響を及ぼしている。そしてこの放射性物質が核壊変して、放射能が消去される迄には、天文学的な時間を要するのである。大量の放射性塵による長期に亘る諸影響は、現在の科学では充分に解明し尽くしているとは言い難い。実のところ、殆ど解っていないのが真相ではないかと思われる。(つづく)
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