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2016-11-16 00:00
(連載2)プーチン大統領について
真田 幸光
大学教員
そして、こうした国民支持と国際社会に対する強烈な軍事力を背景に、今後も世界に大きな影響力を持ち続ける可能性はあると見ておく必要があるかもしれません。そして、プーチン大統領もそれを望むはずであり、そう考えれば、プーチン大統領は、好景気の維持を模索しつつ、クリミア半島は絶対に返さない、同じくシリア問題もアサド政権を支持し続ける、と言う姿勢を取ってくるものと思います。
そして、プーチン大統領としては、現状では最も懸念ある、「景気の維持、改善」を意識し、例えば、日本からの技術提供と必要に応じた資金供与を意識しつつ、日露首脳会談開催に向けて期待を強めているものと思います。
私の見るところ、煩わしさから相対的に解放されているプーチン大統領のこうした政策動向は今後も効果を持ち、展開されてくるものと思います。
一方、プーチン大統領のこうした影響力維持、或いは、場合によっては、影響力拡大を嫌う国際勢力は、ロシア経済の源泉とも言えるオイルマネーを封じ込めるために、原油価格の大幅な高騰は回避し、あわよくば、ロシア経済を更に痛めつけ、プーチン大統領の政策展開に邪魔をしてくる可能性もまたある、それがプーチン大統領にとっては新たな煩わしさともなると私は見ています。今後も動向をフォローしたいと思います。(おわり)
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