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2016-06-29 00:00
核軍縮について
真田 幸光
大学教員
「米国のオバマ大統領の核軍縮に向けた言動」は本当に素晴らしいものであると思います。そしてまた、「現状の世界情勢を考えれば、オバマ大統領は出来る限りの対応をしている。」とも考えています。しかし、本質的なことを言えば、「人を殺傷し、世界の様々なものを破壊してしまう兵器は、核爆弾を含めて、全て、廃棄していく必要がある。その為に、世界全てが力を合わせて頑張るべきである。これこそが、真の軍縮であり、世界のリーダー国家を自負する米国の大統領としては、そうした意味での軍縮を提唱して欲しい。」とも考えられる訳であり、更にもっと言えば、例え、ペンであっても、使い方を間違えれば、それは、人を殺傷出来る武器にもなるのであり、「ものを使う“人の倫理観”こそが、平和に向けては大切である。」とも考えられるのであります。
そうした点を考える中、フランスのテレビ報道などでは、「フランスは国防産業関連機器の輸出を増やしている。最近は特にアジア向けの輸出が増えている。」と伝えられており、その報道のトーンは、「国防産業関連機器輸出の拡大はフランス経済にとっては有意義である。」と言ったものでありました。
そしてまた、世界的にも著名な機関であるスウェーデンの「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」は、次のような報告をしています。即ち、同研究所が発表した世界の核軍備に関する最新報告書によると、「水爆実験を発表した北朝鮮は、2016年1月現在で新たに2発を加え、推計10個の核弾頭を保有している。北朝鮮が弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化に成功した証拠は得られておらず、実戦配備の状況は不明である。米露で核軍縮が進む一方、インドとパキスタンがそれぞれ10発増やすなど、アジアでの核軍拡が明らかになった。世界の核弾頭総数(2016年1月現在)は15,395発で、米露の軍縮で前年より455個減少している。一方、ロシアが約7,290個、米国が約7,000個を保有し、全体の93%を占めている。次いでフランスの約300個、中国本土の約260個、英国の約215個と続いている。このほかには、パキスタンが110-130個、インドが100-120個、イスラエルが80個保有している。」との状況にあると伝えています。
私は、世界では理想と現実にまだ、大きなギャップがあるように見られます。これからも注視したいと思います。
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