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2007-02-22 00:00
連載投稿(2)地球規模での平和構築のための人材育成
高橋 一生
国際基督教大学教授
この会議(2006年3月に行われたICU、国連大学、ロータリー財団の共催による平和構築論と大学院教育のための国際ワークショップ)の様子は直ちに国連事務総長に報告された。現在徐々に具体的な行動がとられつつある。この会議への各センターからの報告書をベースに "Capacity Development in Peacebuilding : A Global Network Approach," ed. by K. Takahashi が2007年3月に出版され、それが一つのベースになり、2007年6月に米国のソルトレークシテイにおける年次世界ロータリー会議でさらに議論が行なわれることになっている。また各センターの所長たちが相互訪問を通じて協議を重ねつつある。
地球規模での平和構築のための人材養成が始まりつつある。ロータリー財団はこのプログラムを恒久化する決定をし、とりあえず2億ドルの基金を設立することを決定した。今後毎年70名ほどの修士号取得者がグローバルなネットワークから卒業し、世界中で活躍することになる。教育は長期的視点から判断しなければならないが、このプログラムは10年―20年後には確実に世界に大きなインパクトを与えていることと思われる。すでに卒業した若者たちは国連諸機関、国際NGO、ジャーナリズム等で活躍し始めている。一部の人たちはドクターコースに進み、論文作成段階に達した者もいる。彼等全体の連繋を強化するために、学生自身が、昨年の3月の国連大学における会議をきっかけにプログラム横断的な同窓会をつくり、それをロータリー財団が支援するという体制もとられつつある。
小生にとって残念なことは、日本人の若者の参加が枠(公式のものではないが)いっぱいに達してないことである。学部卒業後3年以上実務経験があり、招来この分野で活躍したい人が対象である。我と思わん者は小生までご連絡ください。(おわり)
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