ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2016-01-15 00:00
(連載2)韓国経済動向について
真田 幸光
大学教員
そして、当面は、(1)韓国を支えてきた輸出は当面低迷する可能性が高い。(2)人口構造がもはや経済のプラス要因にはならず、マイナス要因となる時期を迎えている、即ち、人口から見る韓国経済は、先進国型になっており、規模の経済性を追求しにくい状況となっている。(3)鉄鋼、造船など韓国経済を支えてきた主力産業の市場シェアは3年前から中国本土に押され、国際競争力を失ってきている。(4)家計債務問題が顕在化する危険性がある、と言った不安要因を抱えているとも分析されています。
こうした厳しさが予想される経済に対する解決法として、韓国国内では、識者たちが、 「世界的な景気低迷が長期化することに備えて、破綻企業の構造調整を急ぐべきである」と考えている模様であります。こうしたことから、韓国政府は実際に構造調整を誘導する姿勢を強めようともしています。
アジア通貨危機、リーマンショックを、「ビッグディール」などとも呼ばれるこうした構造調整を使って上手に乗り切った経験もあり、「経営難の企業を淘汰する構造調整で新たな成長動力は花咲く経済的土台を整える」と言う姿を目指すことに自信を覗かせています。
そして、このような思い切った経済改革を行ってこそ、韓国は低成長の構造から脱出できる、ともしています。韓国の決意と実行力を注視したいと思います。そして、日本もこうした韓国の動向を見つつ、日本としての抜本的な経済改革の一つの参考としても良いのではないかとも思います。(おわり)
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
グローバル・フォーラム