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2015-11-21 00:00
(連載2)ISは戦争をしている
佐藤 正久
参議院議員(自由民主党)
総統選候補者の支持率への影響にも興味深い点が見られます。会談前(10月19日)と会談後(11月8日)の支持率の変化を確認すると、蔡民進党主席への支持率は、46%から43%、朱国民党主席への支持率は、29%から27%に減っています。つまり、首脳会談を実現した与党・国民党側も支持率を下げる結果になっているのです。既に世論調査等でも明らかになっていますが、こうした数字からも、総統選において与党・国民党の候補が苦戦することが予測できます。このことは、中国にとっては歓迎すべきものではありません。中国は今後、特に「外交」という場において、台湾に対する様々な揺さぶりをかけてくることでしょう。台湾総統選に伴う中国の動きには、注目してみたいところです。
3つ目の議題は、フランスにおけるテロについてです。11月13日(金)にパリで発生した同時多発テロ。現在までに132名の死者を出す惨事になっています。なお、邦人は現状含まれていない模様です。ISの犯行声明もあり、11月14日(土)には、オランド大統領は、テロを「戦争行為」と非難。15日(月)には、シリアにおいては最大規模となる空爆を実施しました。
今回のテロやISに関連した動向をみる際に忘れてはならないことがあります。それは、「ISは、戦争をしている」という認識です。対IS連合諸国と“戦争”しているわけですから、今回のように“自国”で計画を練り、“敵国”で行動に出ることは、当然です。つまり、今後もISによる“敵国”での行動が予想されます。事実、本年2月以降、ISが犯行声明を出したテロは、バングラデシュや、レバノン、エジプト、チュニジア、サウジアラビアなど、世界各地に及びます。バングラデシュでは日本人も射殺されています。
今回の件を機に空爆を実施している米英仏などはもとより、日本も含めた対IS連合諸国は、実はISと“戦争”状態にあることを認識せねばなりません。佐藤も、国民のいのちを守るべく、引き続き、防衛や治安対策など、様々な議論と施策の実現に力を尽くしていきます。(おわり)
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