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2015-11-05 00:00
(連載1)通常国会召集日について
緒方林太郎
衆議院議員(民主党)
来年の通常国会を1/4に召集するという話が与党側から流れてきています。「臨時国会を開かないから、その分来年は早くやって、国会論戦に後ろ向きな姿勢をもっていると思われないようにする。」という理屈が述べられています。それはそれで間違ってはいないのですが、ホンネの所ではもう一つ別の理由があります。以下は結構小難しいのですが、結論はそれなりに衝撃的です。
まず、参議院選挙をいつやるかという事と本件は関連します。参議院選挙の実施に関する公職選挙法の規定は以下の通りです。
(通常選挙)
第三十二条 参議院議員の通常選挙は、議員の任期が終る日の前三十日以内に行う。
2 前項の規定により通常選挙を行うべき期間が参議院開会中又は参議院閉会の日から二十三日以内にかかる場合においては、通常選挙は、参議院閉会の日から二十四日以後三十日以内に行う。
3 通常選挙の期日は、少なくとも十七日前に公示しなければならない。
そして、基本的な情報として、現在の参議院議員の任期は7/25までです。とすると、第1項に基づけば、30日前の6/25-7/25までの間に行わなくてはなりません。その一方で、第2項に書いてあるのは、6/2(6/25より23日前)以降に国会が閉会してしまったら、閉会日から24日以後30日以内に選挙をしなくてはなりません。となると、6/2以降に国会を閉じてしまうと自動的に公示日と投開票日が確定してしまいます。例えば、6/2が閉会日だとすると、投開票日は6/24になります(6/2から24日以後30日以内の日曜日)し、7/1が閉会日だとすると、投開票日は7/31になります(7/1から24日以後30日以内の日曜日)。
逆にそれより前に国会を閉じてしまえば、第2項の縛りが無くなり、かなりのフリーハンドが確保できるようになります。したがって、6/1に閉じると、投開票日は6/25-7/25までのどの日曜日でもよくなります。ただし、18歳選挙権施行日が6/19ですので、それ以降に公示日を考えようとすると、投開票日は7/10、7/17、7/24の3つが可能になります。(つづく)
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