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2015-06-30 00:00
(連載2)安保問題における国民に分かりやすい議論とは
芹沢 健
会社員
また、ジャイアンはいわゆる「ジャイアニズム」(お前のものは俺のもの、俺のものも俺のものとの考え)によって他の登場人物に迷惑をかけるが、その様相はまるで南シナ海での埋め立て、虎視眈々と尖閣を狙う中国の姿そのものではないか。
安全保障問題を議論するには、前述のAKBの例のように結論ありきで、その結論に導くために若者らにも膾炙している話題を強引に持ってきて、あたかも「分かりやすい議論」をしているかの如く手法は非常に危険であり、その本質を見失ってしまう。
やはり、安全保障問題に対しては、まずもって、現実の国際情勢の在り方について意見が交わされなくては意味をなさない。「国民に分かりやすい議論を」ということでも、最低限、現実の国際情勢を踏まえた議論をして欲しいものである。それでは、「現実の国際情勢」はというと、前述の上海の大学教授の例え話もまさしくその通りだが、よりリアルな現実は、米国、中国、韓国、ロシアなど日本を取り巻く国々は全てジャイアンであり、「日本一国のみがのび太」という状況ではないか。
だとすれば、安保法制を成立させ、少しでも他国と対等の立場にならんとすることが、いかに急を要するかがわかるだろう。さもなくば、日本は早晩、中国のジャイアニズムに飲み込まれてしまうであろう。(おわり)
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