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2015-06-29 00:00
(連載1)安保問題における国民に分かりやすい議論とは
芹沢 健
会社員
6月22日に放送された『報道ステーション』にて、コメンテーターとして出演していた憲法学者の木村草太首都大学東京准教授が、集団的自衛権をアイドルグループAKB48の恋愛禁止令に例えて、こう解説していた。
「いくら法律上は恋愛してよくても、恋愛禁止を掲げるグループにいる限りはそのルールを守らないと信用されなくなる。それと同じように、集団的自衛権は国際法上は禁止されていないが、日本は憲法があるから、それを無視して集団的自衛権を行使すると、国際的な信用がなくなる」と。
安保法制にかぎらず、外交、安全保障など一介の一般国民にしてみれば縁遠いと思われるような分野については、常日頃から「国民が納得できるような分かりやすい議論を」との文言が常套句として出てくるが、いくら「分かりやすい議論」といってもAKBの恋愛禁止と集団的自衛権とを結びつけてまで説明しないと視聴者は納得しないのかと思うと、嘆かわしいことである。また、この例え自体、AKBというタイムリーな話題を無理矢理持ってきているが故に、少々理解に苦しむ内容となっている(もっとも、木村氏自体は新進気鋭の憲法学者であり、憲法に関して大変分かりやすい著書も多くだしていることに鑑みても、おそらく「テレビで短時間のコメントを」ということでこのような例になったのだとも思われるが)。
だが、一方で6月24日の産経新聞の「『ドラえもん』登場人物に重なる国際情勢」との記事では、まさしく「分かりやすい議論」が展開されていた。同記事では、日本への留学経験のある上海の大学教授から聞いた話として、「アニメ『ドラえもん』の主人公であるのび太を日本とすれば、ガキ大将でのび太らを虐めるジャイアンは中国、ジャイアンの手下でのび太に嫌がらせをするスネ夫が韓国、優等生でのび太、ジャイアンからも好意を持たれているしずかちゃんは台湾で、のび太をいつも助けるドラえもんが米国」とのことだ。(つづく)
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