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2015-01-14 00:00
(連載2)選挙期間中の討論会
緒方林太郎
衆議院議員
やろうとすると、中立性を確保することへの配慮等、色々と解決すべき問題がありますけど、それはルールの決め方で解決していく事が出来るでしょう。この手の討論会、ちょっとした事で評価が動きます。
私がいつも思い出すのは、フランスでの1988年大統領選挙のことです。時は保革共存政権、左派現職のミッテラン大統領、右派のシラク首相が、大統領選挙で戦っている時の討論会です。フランス語で会話しているので、概要を解説しますと、ミッテラン大統領は何度もシラク首相の事を「首相殿(Monsieur le Premier Ministre)」と呼んでいます。それに対して、シラク首相が少し色を成して「今日はあなた(ミッテラン大統領)は大統領ではないし、私も首相として来ているわけではない。お互い、対等な候補者ということである。だから、今日はいつもと違ってあなたのことを『ミッテランさん』と呼ばせてもらう」と応じています。
それに対して、ミッテラン大統領は「あなたは本当に正しい、首相殿(Vous avez tout a-fait raison, Monsieur le Premier Ministre)」とやり返しています。完全にシラク首相を小馬鹿にして、「おまえは首相で、自分が大統領なのだ」という優位性を見せつけています。この後、シラーっとした雰囲気と苦笑が漏れます。そして、この選挙はミッテラン大統領が圧勝します。結構、この討論会が影響していると思います。
最後のフランスのケースはご愛嬌としても、公開討論会の積極的な実施、山尾さんとも語り合いながら進めていきたいと思います。(おわり)
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