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2014-09-10 00:00
(連載2)仏の対ロ強襲揚陸艦引渡延期に思う
緒方林太郎
前衆議院議員
なお、現時点で、中国への売却についてはル・ドリアン防衛相は「現在、欧州には対中武器禁輸が存在している。我々はそれを完全に尊重している。解除は議題に上がっていない。」と言っていますので、新たな売り先としての中国という選択肢はなさそうです。
実はこの件、日本外交にも難しい課題を突き付けていると思います。今、日本の対露制裁というのは、北方領土交渉への影響を懸念して「ほぼ空振り」でして大したものがありません。その中、厳密には制裁対象ではないミストラル売却に対して強い懸念を小野寺大臣(当時)は表明しました。フランス側から「そんなこと言うなら、おまえももっと制裁措置を強めろ。」と言われたらどうするつもりだったのかな、と不思議に思っていました。
本件、日本にも無関係ではないのです。「ミストラルが太平洋に配備されるケース」や上記の「対露制裁についての日本の姿勢との整合性」みたいなことが問われます。
さて、フランスはどう動いてくるでしょうか。「11月までに恒久的な停戦が実現しろ」と思っていることは間違いありません。ただ、それがダメでもタダでは起き上がらないでしょう。現時点では「現実的ではない」と言っていますが、究極の選択として、誰かに売りつけようとするような気がします。(おわり)
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