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2006-11-18 00:00
連載投稿(5):東京が『DONGJING』と呼ばれる日
宮脇 磊介
初代内閣広報官
北京オリンピックと上海万博を終えた後には、事前に行った無理な対策のヒズミが噴出してくるのであろう。そうでなくとも、国家的大イベントの後に来る経済のリセッションが懸念されているところである。またその間に全国的に進行する大気汚染・水質汚染・土壌汚染は、呼吸器疾患の広域化・重症化をもたらし、奇形児、奇病、ガンなどの集団発生も増え続けるであろう。その一方、住民の権利意識の高まりにより、反党・反政府の騒乱や暴動が激化するおそれもある。
その頃は、現在すでに起きている宗教的対立によるテロや戦争の激化が救いのない状態になるとともに、地球温暖化が加速的に進行することによる人類の危機が目前に迫っていることを知って、世界中が動揺する時期と重なるであろう。中国に関しては、北朝鮮の体制崩壊で、鴨緑江を超えた北朝鮮難民が引き金となって、旧満州の延辺自治区の朝鮮族による反乱が発生、中国全土に暴動が燎原の火の如く広がるタイミングでもある。
環境の悪化と政府の統治力の減退が、数千万から億というオーダーの中国人流民の発生を促がし、世界で最も長寿と豊かさを享受している日本になだれ込んでくるシナリオは、考慮しなくてよいだろうか。海上からとめどもなく日本のいたるところに上陸して、乱暴狼藉をほしいままにする中国人流民に対して、日本の治安力は及ばない。居留民保護を名目に、中国人民解放軍は、米国、ロシア、国連の了解を得て日本に上陸、治安確保にあたる。放送局、テレビ局からは中国語で電波が流れ、すでに暴徒によって占拠されていた国会、首相官邸、議員宿舎などには、やがて統治本部指導部として北京の中南海の要人が移って来る。日本消滅、東京が「DONGJING」と呼ばれる日である。(おわり)
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