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2014-04-03 00:00
(連載1)オバマ大統領の「国賓としての」訪日の重要性
緒方 林太郎
前衆議院議員
オバマ米大統領の訪日が、国賓と言う待遇になりました。この「国賓」という表現はあまり馴染みがないかもしれませんが大変重要です。国賓というのは、簡単に言うと「陛下のお客様」ということです。従って、陛下との栄誉礼、陛下との会見、陛下主催の晩餐があります。勿論最もランクが高い招待であり、また一定の日数もかかります。
2012年には、マレーシア国王、クウェート首長などが国賓として訪日されました。2011年には、日本でも人気を博したブータン国王が国賓でした。国際的なプロトコール上、天皇陛下のカウンターパートに当たる方だけが国賓でして、例えば、イギリスのキャメロン首相、ドイツのメルケル首相であっても首相は国賓にはなりません。
大統領や国王クラスの方々が国賓待遇の対象者と考えてよいのですが、国によっては対応に苦慮することとなります。例えば、大統領の上に「最高指導者」という耳慣れない存在がある国があります。国賓が極めて高いランクの招日ですからしっかりと検討する必要が生じます。
現に、そういう国の大統領の訪日待遇をめぐり苦慮した個人的経験があります。大統領の上に「最高指導者」がいるのに大統領を国費待遇すべきかについて、国内関係者に理解してもらうよう資料を作りました。しかし、最後は「そういう大統領の上に別個の指導者がいる国というのはどういう所がありますか?」と聞かれ、「そうですね、リビアや北朝鮮でしょうかね。」と答えた段階で、我々の努力はすべてが終わってしまいました(理由は分かっていただけると思います。)。(つづく)
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