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2014-01-12 00:00
脱原発は破滅の選択
住吉 久俊
自営業
西暦3000年、地球はどんなことになっているのだろうか?確実なことが一つある。石油、石炭、天然ガスといった、化石燃料はゼロになっている。5億年かけて蓄積された、化石燃料は、3000年には、なくなっている。2200年には、ほぼ、なくなっている化石燃料。その時、地球人口はどれほどだろう?100億人だろうか?
ひとつだけ条件を上げて、予測してみる。空調設備、エアコンだ。2200年ころは、熱帯でも、住宅や工場は、空調が完備している。現在、熱帯地方の住宅や、現地資本の工場に、空調はない。これが、日本の夏と同じように空調完備になる。日本の夏程度の気温で、空調が不要という人がいるだろうか?現地人は現状固定でガマンせよ、という人はいない。そのとき、どれほどの熱源が必要なのだろう。化石燃料がなく、原発もない世界で、100億の人間が快適に生活できる熱源はどこにあるのだろう?日本は今、限られた化石燃料を買いあさり、価格高騰の張本人となっている。日本が、価格を吊り上げ、熱帯地方の空調普及を阻害している。熱帯の人が快適な空調を希望しても、日本が邪魔をしている現実がある。
人口が50億に減少することはあるのだろうか?もしあるとしたら、どんな事態だろうか?熱源の確保できない国では、人々が、たくさん死んでいく。子どもや年寄りから、バタバタと死んでいく。日本で餓死者が出るのは、最後の方だろう。ガソリンが1リッター1000円になっても、日本で餓死者はないだろう。しかし、同じころ寒帯の国の冬には、凍死者、餓死者が出るだろう。みな、おとなしく死んでいくのだろうか?
脱原発は、将来の人類に、こんな凄惨な未来を押しつけることになる。核融合は、原発技術の向こうにしかない。自然エネルギーで、100億の人が、平等に、快適な生活を得ることはできない。耳触りのよい、脱原発という、魔女狩りが猛威を振るっている。確実に来る化石燃料ゼロの時代に自然エネルギーしか熱源がないという、破滅の時代を脱原発は招来する。その時、100億人が、熱帯でも、寒帯でも、平和に、快適に生きていけるのだろうか?3000年の未来まで、平和で、快適な環境を届けるのは、今の私たちの責任ではないか?科学技術は、そのためにあるのではないか?脱原発は破滅の選択といえる。
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