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2014-01-07 00:00
(連載2)プーチン大統領の訪日で北方領土解決の突破口が開けるか
飯島 一孝
ジャーナリスト
問題は、双方で受け入れられる現実的な解決案を提示出来るかどうかだ。つまり、日本側が主張している歯舞、色丹、国後、択捉の4島返還と、日ソ共同宣言に基づく歯舞、色丹の2島返還の間で、どうやって妥協点を見い出すかだ。これまでに日本側からは3島返還案、面積等分案(最大の島・択捉島の南部に国境線を引く)、2島返還プラス2島共同統治案などが浮かんでいる。
だが、ロシア側からは「百年後の4島返還案」などが民間から出ている程度で、どこまで譲歩できるか不透明な部分が多い。プーチン大統領も「引き分け」解決が望ましいと述べているが、具体的な解決案には言及していない。
ロシア側からすれば、「(交渉の)ボールは日本側にある」として、日本側から具体案を提示するよう求めているとみられる。だが、日本側の方針はまだ確定しておらず、政党間の対話も行われていないのが現状だ。まず、与党の自民・公明党が十分協議して具体案を出し、野党と協議すべきだろう。
もちろん、交渉の手の内は見せられないだろうが、国内での討議を十分行わなければ、自信を持ってロシア側と交渉できない。自民党だけをとっても様々な意見があり、一本化するのは大変である。安倍首相はまず党内の議論をまとめるために指導力を発揮する必要がある。(おわり)
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