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2013-04-09 00:00
東京都は「タバコカード」制度を創出せよ
柊 康幸
会社員
猪瀬直樹東京都知事が愛煙家であり、愛煙家通信などでタバコを擁護していることはよく知られています。タバコによる社会的収益は、タバコ税などで、合計2兆8000億円などと言われます。逆に、タバコによる社会的損失は、タバコが原因の医療費・早死による国民所得損失などで、5兆6000億円と言われます。猪瀬知事は否定されますが、概ね、タバコの罪が大きいことは明らかです。そのため、様々な禁煙、分煙策が講じられますが、喫煙者を大きく動かす力にはなっていません。
そこで猪瀬知事にご提案します。愛煙家の、自己責任を全うしていただくために、東京都で「タバコカード」制度を創出していただけないでしょうか。「タバコカード」は、喫煙者がタバコを原因とする病気で治療を受ける際、健康保険を利用しないという宣言カードです。タバコが原因の病気にかかり、医者から宣告された時、潔く、健康保険を使わず、自費で治療していただくのです。もし、猪瀬知事が、社会に迷惑をかけたくないという気持ちがあるなら、非喫煙者の積み立てた保険料を、使いたくないという気持ちも当然お持ちでしょう。そんなお金を一度に出せないという方には、今ある疾病保険に加入していただくのです。喫煙者が罹病した時に、健康保険の代わりに支払ってもらう保険に加入すればよいのです。わかりやすい自己負担です。
猪瀬知事は資産家ですから、医療費は自己負担しますと宣言していただくことに全く問題はないと考えます。もちろん、病気の原因は、厳密にチェックしていただき、タバコが原因でない場合は、健康保険が費用負担します。病気の原因は、医師がきちんと判定します。また、疾病保険に未加入だったり、預貯金不動産など、資産のない方は、健康保険が適用されます。生命保険、疾病保険などは、タバコのリスクを勘案し、喫煙者の保険料は高く設定されています。しかし、健康保険の場合、喫煙者の保険料も非喫煙者も同じです。これを見直し、差をつけるのは困難です。そこを、「タバコカード」宣言と疾病保険で解決します。
プライドを持つ喫煙者は、社会に迷惑をかけないという信条を明らかにする名誉のために、「タバコカード」宣言をしていただけるのではないでしょうか。まず、猪瀬知事が率先されれば、愛煙化通信に名を連ねるみなさんが、こぞって「タバコカード」宣言していただけるでしょう。愛煙化通信には、社会的地位の高い方がお揃いであり、名誉のためには喜んで賛同されるでしょう。ぜひ、率先して、「タバコカード」宣言し、タバコで病気になっても、健康保険で社会に迷惑をかけない気概をお見せ下さい。
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