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2013-01-08 00:00
安倍首相の訪米延期は致し方なし
河村 洋
外交評論家
杉浦正章様の政策掲示板への寄稿は毎回のように示唆に富む議論がなされ、いつも敬服しています。しかしながら、日本の言論界で日米首脳会談の延期を安倍政権や外務省の失態として取り上げる風潮には多いに疑問を抱きます。
それは、今週にはアフガニスタンのハミド・カルザイ大統領が4日間訪米し、バラク・オバマ大統領をはじめアメリカ政府要人とISAFからアフガニスタン治安部隊への権限委譲後の安全保障政策を討議するからです。
アフガニスタン問題が今のアメリカ外交でどれほど重要な案件かは周知の通りです。また、当地にはNATO諸国をはじめとする国際社会からも派兵されています。これほどの大きな外交行事なら、他の首脳会談とは比べものにならないほど優先されるのは不思議ではありません。
現在の日米関係にも多くの懸案があり、早めの訪米で解決の糸口を見出すべきだとの主張には何ら異存はありません。ただアフガン情勢に比べれば、それらの懸案はそれほど差し迫っているとは言い難いと思われます。そうした理由から、今回の安倍首相の訪米延期に対して「日本が軽んじられた」とする日本国内の政界および言論界の論調に疑問を呈したいと思います。
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