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2012-06-06 00:00
外国人研修生・技能修習生制度の問題提起の仕方に疑問あり
佐藤 信明
会社員
外国人研修生・技能修習生制度について問題提起がされているようですが、その問題提起の仕方に疑問があります。文書の書き方を見ますと、あまり実態をご存知ないままに、決め付けて批判されているようですね。一番素朴な疑問は、この問題提起が、外国人技能実習生と言う制度そのものを否定しているのか、それとも、外国人技能実習生と言う制度を悪用することに対して否定しているのか、それがはっきりしません。私は、これまで多くの外国人技能実習生と接してきました。受け入れる企業によって、対応に差はありますが、しっかりした管理団体の下では、殆どの実習生はよい思い出を残して、帰国していきます。技術も十分に学んでいます。具体的な技術のみならず、日本流のやり方も学びます。
帰国して学んだ技術を生かして、成功する人も少なからずいます。勿論学んだ技術を捨て、日本で得た金を元手にして、新しい挑戦をする人もいるようです。「また日本に来たい」と電話してくる人も少なくありません。確かに、受入れ企業側に「人手不足の解消」と言う理由があるのは確かでしょう。しかし、結果的にはこの制度の目的を達成していると思います。
ニュースで取り上げられるのは、いつも悪いニュースばかりです。実際、この制度を悪用している団体、企業の話も耳にします。悪用を防ぐ手立ては必要でしょう。現在も色々と策を講じているようですが、あまりよい策ではないようです。技能実習は、受け入れにくくなる割には、悪い話は減っていないように感じています。いずれにせよ、技能実習生にスーツを買ってやったり、旅行に連れていってあげたりする企業も少なくなく、3年間の技能実習を終えて帰国する際に、互いに涙を流して別れるシーンを数多く見てきたことのある私には、主張されている内容が現実から遊離しています。
正義に燃える気持ちは大いに結構ですが、衆議院議員というお立場を考えると、まず現状をよく把握されてから、批判を述べるべきではないでしょうか?先にも書きましたが、確かに制度の悪用はあるようです。是非、それは解消できるように努力していただきたいものです。但し、技能実習生について「労働基準法が守られていない!」と叫ぶのであれば、外国人、日本人の分け隔てなく、見ていくべきだと思います。全国には沢山の外国人技能実習生受入団体、企業があります。是非、色々とご自身でしっかり調べ、確認し、問題点を指摘してください。
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