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2012-01-14 00:00
(連載)波乱含みの今年の日本と米中露の関係!(1)
飯島 一孝
ジャーナリスト
日本を取り巻く国際関係は今年どう動くでしょうか。今年は日本周辺の大国である米国、中国、ロシアとも指導者の交代があり、大きく揺れ動く可能性があります。しかも、北朝鮮の指導者交代も始まっているので、変数が大きく、予測は難しいと思います。でも、難しければ難しいほどやりがいがあるというものです。当たらずとも遠からず、の気持ちで占ってみようと思います。
まず、日本に対して最も影響力がある米国です。4年に1度の大統領選が11月に行われるので、早くも今月3日から共和党のアイオワ州党員集会を皮切りに予備選が始まっています。注目はもちろん、オバマ大統領の再選が成るかどうかですが、よほど米国経済が悪化しない限り、オバマ大統領の再選は間違いないでしょう。その理由は、第一に共和党の候補者の中に強敵がいないからです。最新の世論調査では、ロムニー前マサチューセッツ州知事がリードしていますが、共和党の中では穏健派でインパクトに欠けます。過去の共和党候補者のように、よくも悪くも強烈な個性と指導力を持っていないと、国民の心をつかむまでには至らないでしょう。
逆にオバマ大統領の弱点は経済です。その意味で不安要素は欧州経済危機がどこまで進むかです。まだ安心はできませんが、フランスやドイツに飛び火しなければなんとかなるでしょう。今年1年は大統領選に忙殺されるでしょうから、米国の対外政策もそれほど大きな変化はないでしょう。日米関係では、沖縄の普天間基地移設問題が最大の懸案ですが、日本国内の状況も動く要素がなく、米国も動きにくいでしょうから、さざ波は立っても大波は来ないでしょう。概ねこれまで通りの関係が維持されるでしょう。
次いで中国ですが、5年に1度の中国共産党大会が今年後半に開かれ、習近平国家副主席が胡錦涛国家主席の後継者に決まる見通しです。それまでは事実上の交代期にあたり、大きな政策転換などはないでしょう。ただ、中国国内で労働者や農民の反乱が多発していて、それらが手の付けられない状態になったときは大変です。でも、いまにところ全国的なネットワークができていないようですから、そこまで深刻化する恐れはないようです。(つづく)
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