ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2006-07-06 00:00
日本は東アジア共同体と日米同盟の両立を追求せよ
津田明美
団体職員
貴フォーラムが6月22日に開催した日米アジア対話「東アジア共同体と米国」について、出席者した方がたからこの「政策掲示板」に色々なご意見が投稿されているのに触発され、私も、日本はどのようにして東アジア共同体と日米同盟の整合性をとるのかというテーマに絞った形で、意見を述べてみたいと思います。当日の対話では、東アジア共同体と日米同盟の整合性について突っ込んだ議論はされなかった由ですが、この問題は、非常に重要なテーマであると私は考えます。
まず、日本にとって、日米同盟は安全保障面での国の根幹を成すものです。また、日本だけでなく、韓国、フィリピン、オーストラリア等の国々もそれぞれ安全保障分野で米国と協力関係を築き、米国に依存しています。このような中で、河野晶子氏(6月28日付け投稿)や田代裕輔氏(7月2日付け投稿)が指摘されているように、サイモン・テイ国際問題研究所会長(シンガポール)の「東アジア共同体にとって米国の祝福や支持は必要ではない」という発言は受け入れられません。
ところが他方で、日本国内には「東アジア共同体と日米同盟は両立しえない」「東アジア共同体は、日米を離間しようとする中国の策略だ」などといった議論があります。これらの議論は、まず「東アジア共同体に反対」という結論が先行している議論で、最初から後ろ向きの議論ですが、これらの議論を論破してゆくためにも、「どうやって東アジア共同体と日米同盟の整合性をとっていくか」という前向きの議論を強化してゆく必要があると考えます。
日米同盟を基礎にした「東アジア共同体の構築」を進めてゆくためには、どうすればよいのかを考えると、日米同盟が実際に東アジアの平和と安定の礎石であることを、東アジア諸国に示す必要があると思います。北朝鮮の危険な暴発(たまたま北朝鮮は昨日7発のミサイルを日本海に打ち込みました)を抑え、さらに将来には朝鮮半島全体の平和を構築するうえで、日米同盟が信頼できる役割を果たすものであることを、中国を含む地域内の諸国に示す必要があると思います。そのためには、今回のような日米と東アジア諸国の関係者の対話は有効だったと思います。ぜひ継続してゆきたい努力の一つだと思いました。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
グローバル・フォーラム