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2011-07-19 00:00
緊急対話「東日本大震災と防災協力のあり方」に参加して
奥村 直士
石油天然ガス・金属鉱物資源機構国際人材育成担当役
さる7月8日、グローバル・フォーラムと政策研究大学院大学(GRIPS)の共催による国際シンポジウム「緊急対話:東日本大震災と防災協力のあり方」が、200人近い出席者を集めて、東京の政策研究大学院大学「想海樓ホール」で開催され、私も参加させていただきましたので、以下にその所感を述べます。
はじめに、東北大震災で被災された皆様のご冥福とご快復とを、心よりお祈り申し上げております。又、自衛隊・警察隊・消防隊・医療チーム等と、米軍を始めとした各国専門部隊のご尽力と成果には、一国民として心より感謝申し上げておりましたが、今回の「緊急対話」での熱心なご議論から、あらためて感謝の思いを強くした次第です。
世界の大災害の7割がアジアで発生しており、又、自然災害には「想定外」が付きものであることから、アジアでの防災国際協力の役割が増大していると思います。その中には、緊急時の医薬品や輸送用・電源用燃料の融通等の優先度も高いと思います。事故・災害を、関係者全員が体験することは不可能ですから、伝承や疑似体験のプログラムが効果的と思います。原子力についてみれば、原子力専門職大学院等の現場力育成プログラムも、効果が十分に現れる前に実災害が拡大してしまった感があり、残念です。
近隣国での数百基の原子力発電所新設計画を耳にしますが、現場リスク対応能力を有する運転員を十分に育成出来るのか、気になります。放射能を持った黄砂が季節風に乗って飛来してこないことを願っております。又、日本海の海底に大量に破棄されているといわれる旧型原子炉や廃棄物が容器の腐食と共に浸み出し、魚介類に蓄積しないことも願っています。50年間以上も想定した核関連物質の拡散防止と管理の為の、国際リスクマネジメント体制の構築を期待しています。映画「渚にて」で、「兄弟よ、未だ遅くはない(There is still time, Brother)」と言う様に!!
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