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2006-06-19 00:00
中国情報の貴重な情報源としての「日台対話」
大谷 弘
会社員
日本では知られていない中国の諸側面を伝える情報源として、貴フォーラム主催の「日台対話」の価値を高く評価している者です。特に、日本のマスコミ報道が中国に遠慮勝ちであり、中国の現実が必ずしも正確に報道されない傾向が強いだけに、余計にそう感じます。私は仕事等を通して台湾に多くの知人をもっていますが、その人々から聞いた最近の中国情報のいくつかを次にご披露してみたいと思います。日本では中国の表面しか見ない情報が横行していますが、台湾の人々との対話や情報交換によって、よりバランスの取れた情報や、観方が得られると思います。
先ず、5月の日本主催の「太平洋島嶼国サミット」に先立ち中国が同様のサミットを主催し、日本以上の額の援助を約束したという日本のマスコミ報道ですが、私の知人の台湾人によれば、中国は約束はするが、実施に当たっては付帯条件が多く、途上国側にとって決して魅力的な内容ではない由です。このサミットでの約束も同じパターンであり、この点一旦約束すれば100㌫近く実施される日本の援助とは次元が異なる、というのが台湾関係者の見方の由です。
次に、日本のマスコミは、中国とヴァチカンが外交関係を樹立する可能性を報道しましたが、これは根拠のない推測記事にすぎないと、台湾側では考えている由です。ヴァチカンと中国共産党は、ともに枢機卿や司教の任免権を手放すつもりはなく、その妥協の可能性がない以上、ヴァチカンと中国の外交関係の樹立はあり得ないと言うことです。
最後に、世界的な規模での中国人の進出が取りざたされていますが、よく分析するとかれらは国内で十分に食べて行けない農民階級出身者が大部分の由です。彼らは、国策として海外に送り出されているようですが、100年後はともかく、現状では移住した先の国では農民や小売商人としてその日暮らしをしているのが実態であり、相手国に対する影響力などはほとんどまったくなく、その点で日本人の進出とは比べものにならない由です。
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