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2011-06-12 00:00
(連載)ホドルコフスキー元ユコス社長、突然移送(1)
飯島 一孝
ジャーナリスト
6月10日付けの『ノーバヤ・ガゼータ』紙(電子版)によると、プーチン首相(当時は大統領)と政治的に対立し、脱税などの罪で服役中のロシアのホドルコフスキー元石油大手ユコス社長が、突然収容所から移送されたが、どこへ移ったかは不明。元社長側から出された仮釈放申請が裁判所で審理される予定だったが、今回の移送で審理が大幅に遅れることは必至だ。
ホドルコフスキー元社長の弁護人が明らかにしたもので、移送場所については10日後に親族に伝えられることになっているが、ロシア全土にある753箇所のどこの収容所に送られても不思議ではないという。インナ夫人と支持者たちは、この日数時間後に面会することになっていたが、元社長は既に移送されたとして、面会が取り消されたという。
このあと、インナ夫人は弁護士事務所を通じて「夫に関係する当局の行動が、すでに予想できる状況になっていたのは、非常に残念だ。人間の運命を軽視するような行為は、到底理解できない」とのコメントを出した。予定されていた夫との面会の直前に移送したことに、強い憤りを抱いていることは間違いない。
ホドルコフスキー元社長は懲役8年の刑が今年満了する直前の昨年暮れ、脱税以外の罪が加算され、2017年まで刑期が延長された。さらに、仮釈放の申請を裁判所に提出し、近くその審理が始まることになっていたが、またしてもその直前に収容所を移送され、審理がいつ行われるかも予想できない状態になった。(つづく)
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