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2011-04-12 00:00
(連載)福島原発事故は「チェルノブイリと同じレベル7」(2)
飯島 一孝
ジャーナリスト
また、コワレンコ氏は、「国際原子力機関(IAEA)が、福島原発から40キロ離れた地域で高濃度の放射線が検出されたことを憂慮している」と述べたうえ、「福島原発事故の規模はすでにチェルノブイリ事故と同じレベル7に達している。この点で私は、多くの専門家の意見と同意見だ」と語った。
コワレンコ氏は結論として、「今回の事故は、チェルノブイリ事故と同様、人災だ」と決め付け、「東電指導部が茫然自失状態になり、きちんと行動しなかったことが、中規模の事故を現状のようなカタストロフィー(悲惨な結末)にした」と言い切った。
私は、一連の事故処理に当たって、日本政府と東京電力の対応が遅れていたことと、それ以上に事故の深刻さについての認識の甘かったことが、気になっていたが、このインタビューで、その疑問が一気に解けた感じだ。この溝を埋めるには、チェルノブイリ事故を経験したロシアの原発専門家を招いて、率直な意見を聞き、今後の事故処理に生かすしかない。
我々には余り時間は残されていない。菅政権はいまこそ過去の行きがかりを捨てて、ロシアの支援を受けるべきだ。(おわり)
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