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2011-04-11 00:00
(連載)福島原発事故は「チェルノブイリと同じレベル7」(1)
飯島 一孝
ジャーナリスト
福島第一原発の事故処理は事故から3週間たっても難航しているが、ロシアの原子力専門家は「福島原発の事故の規模は、原子力施設事故の国際評価尺度でmチェルノブイリ事故と同じレベル7に達した」と語った。インタファクス通信が6日、伝えた。
日本の経産省原子力安全・保安院は3月18日、福島原発事故を米スリーマイル島原発事故と同じレベル5とする暫定結果を発表した。これに対し国内でも「状況はさらに悪化して、チェルノブイリ事故より一つ下のレベル6に達した」との見方が出ていた。今回のロシア専門家の意見は、さらに一つ上の史上最悪のチェルノブイリ事故と同じレベルと明言している。
同通信のインタビューに答えたのは、元ソ連(現ウクライナ)チェルノブイリ原発副所長で同事故処理政府委員会情報国際関係局長のアレクサンドル・コワレンコ氏。チェルノブイリ事故の処理に当たったほか、1988年にアルメニアで起きた大規模地震で被害を受けた原発の事故処理にも関与している。
インタビューに答えてコワレンコ氏は「福島原発事故で日本政府も東京電力も情報開示を軽視しただけでなく、組織的な面でもチェルノブイリ事故の教訓を軽視している」と述べた。とくに「事故直後に従業員らを大量動員して、原子炉の冷却作業に当たるべきだった」と指摘し、初動の遅れを手厳しく批判した。さらに「事故後、原発から少なくとも半径30キロ以内の地域は、長期間立ち入り禁止にすべきだった」と述べ、日本政府の対応の甘さを強調した。(つづく)
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