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2006-05-20 00:00
これは形を変えた「非武装中立論」ではないのか。
鈴木誠治
地方議会議員
5月1日付のけ山岸英明氏や5月18日付けの金山洋子さんの投稿記事で展開された「ソフトパワー」推進論に異論を呈したい。私は最近流行の「ソフトパワー」論に疑問を持っている。経済パワーや軍事パワーの代用品として、あるいはそれらよりもさらに高級で強力であるかのごときパワーとして、「ソフトパワー」をもてはやす傾向が最近顕著である。私は、この傾向に懸念を抱かざるを得ない。
実際には、経済パワーや軍事パワー以外にも「ソフトパワー」というものがあるよという程度の主張が、本来あるべき「ソフトパワー」論の位置づけではないか。日本の場合は経済パワーはともかく、軍事パワーはあってなきに等しい状態なわけで、そんな日本で「ソフトパワー」があれば軍事パワーは要らないと言わんばかりのニュアンスで「ソフトパワー」論が展開されることに違和感を覚える。これは形を変えた「非武装中立論」ではないのか。
たとえば、韓国との間の竹島問題をとっても、中国との間の東シナ海ガス田問題をとっても、その解決に「ソフトパワー」などなんの役にも立っていない。この現実を直視してほしい。その上でのことであれば、「ソフトパワー」がまったく無意味だとか、不必要だとは言わない。しかし、あくまでも「その上でのこと」でなければならない。
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