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2010-09-21 00:00
(連載)アフガン下院議会選始まる(2)
石川 純一
フリージャーナリスト
カルザイ大統領は、このアフガン支援国会議で、アフガン政府にはびこる汚職が国際社会からの信用を失っている大きな要因になっていることから、汚職追及機関の権限強化や司法手続きの迅速化を行う考えを示して理解を求めた。
クリントン米国務長官はこれに対し、米軍の2011年夏からの撤退開始時期に言及した上で、「新たな段階の始まりであり、関与の終わりではない」と述べ、撤退開始後も引き続き米国が関与していく方針を示した。
前回の下院選は、アフガン史上初の大統領選挙でカルザイ氏が当選した翌年の2005年に実施され、カルザイ支持派が過半数を占めた。しかし、2009年8月投票の大統領選でカルザイ氏が、広範な不正行為が確認されながらも再選されたことに対し、多くの下院議員が疑問を抱くようになった。カルザイ大統領と下院との距離の広がりは、同大統領が2009年11月に2期目をスタートさせて以降、再三にわたり提案している閣僚候補の多くを、下院が否決し続けているという事態に、端的に表れている。政権の25閣僚のうち、7ポストはなおも承認が得られないまま決まっておらず、その職務を前閣僚が代行しているのが実情だ。
各村落の長老が「この人間に印を付けろ」とご託宣をたれれば、全員が「はい、そうですか」と従うお国柄。こういう中での総選挙にどれだけ民意が反映されているか、ともかくは疑問だが、1979年の旧ソ連軍アフガン軍事侵攻以来の「民主選挙」だ。国際テロ組織アルカイダの介入を防ぐためにも、成功させたいものだ。民主的な形態を整えるだけでも、非常にカネがかかるのだから(おわり)
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