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2006-04-29 00:00
日本もソフトパワー外交を強化すべし
佐藤晶子
会社員
日・ASEAN対話「東アジア共同体へのロードマップ」の報告書を拝見しました。その中で、シンガポール国際問題研究所のハンク・リム研究部長が「今後25年くらいは、ソフト・パワーが経済力や軍事力等のハードパワーに代わり重要性を増してくる。具体的には映画、テレビ、ゲームといったメディアだ。これを大いに活用して、東アジア人としてのアイデンティティの感覚を育てるべきだ。そのとき、日本の対応や貢献度に左右される面が大きい。日本はソフト・パワーを提供する大国としてもっと積極的に頑張ってほしい。日本語を勉強するアジア人が減ってきているのは残念だ」と発言しているのを読み、大きく触発されるものがありました。
宮崎駿監督のアニメや村上春樹や吉本ばななの小説は各国で広い支持を得ており、日本にはソフト・パワーの資源が沢山ありますが、それを外交上戦略的に展開する能力が欠けていると思います。韓国や中国はすでに国家戦略としてソフトパワーに目をつけ、具体的な計画を進めています。韓国は、映画産業に力を入れ、「冬ソナ」現象を引き起こしましたし、中国は、全世界に「孔子学院」を設立し、中国語の普及を推進中です。
日本も、官民一体となって、日本語の普及や、日本の映画、テレビの売込みなどを図り、日本のソフト・パワー外交を強化すべきだと思います。これは、日本が「東アジア共同体」のリーダーとなるためにも、欠かせない条件だと思います。われわれは文化の持つ力をもっと認識すべきだと思います。
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