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2010-04-16 00:00
アメリカ人定年退職者の海外移住傾向
島 M. ゆうこ
エッセイスト
4月14日の『U.S News & World Report』誌によると、定年退職後アメリカから海外に移住するアメリカ人が増えているらしい。「アメリカに満足しているか」という質問に対して、「イエス」と答えた人は、2001年には70%、2002年には60%で、当時はまだ大半が満足していた。ところが、2007年には35%まで下がり、2008年にはわずか7%で、歴史上最低の数字を示した、と報告している。2009年には少し回復し、20%前後まで取り戻したとしている。
しかし、7,500人中95%が「定年退職後は海外に移住する」ことに肯定的であると報告している。アメリカ政府が海外移住者に支払った社会保険の対象人口は、9年前は385,000人だったが、2008年末は510,000人に増えている。
アメリカ人にとって、海外移住地で最も人気のある場所は、カナダである。次ぎにメキシコ、日本、ドイツ、イタリア、イギリス、ギリシャ、フィリッピン、ポルトガル、フランスの順になっており、日本は3番目に人気が高い。定年退職後アメリカから日本に移住した人たちは、おそらく祖先が日本人ではないかと推定されている。
アメリカ政府から社会保険を受け取るこのような日系アメリカ人の日本移住者は、日本の社会保険システムに直接影響を与えることはないが、日本で中高年齢人口が増えることの一端になっているようだ。このような傾向が続けば、日本の住宅や土地の値段及び消費の上昇など、日本経済に何らかの影響を与えるのではないだろうか。
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