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2006-04-11 00:00
WTOをもっと利用すべし
坂本正弘
元中央大学教授
2月20日のグローバル・フォーラム主催の「日台対話」会議の時、台湾が中国の干渉で逼塞感を強まる中、これを打破するにはWTOをもっと利用すべしと述べました。WTOには紛争処理制度がありますが、台湾がこれを利用して、例えば、日本を訴えれば、否応なしに、二国間協議を持たざるを得ない。台湾は大外交団を日本に送り、協議の後は大パーティーをやる。これを日本のみでなく、アジアの他の国や米国にも行い、事実上の多角的外交関係を作るべきと述べた。面白い構想だとの評価がありましたが、4月5日付のHerald Tribuneは台湾がタオル業者の求めに応じて中国をWTOで訴えているとの紹介記事があり、大いに気をよくしています。但し、中国はタフに対応するでしょう。台湾はこの機会を逃さず、ますます、日本や米国をはじめ、多くの国を訴え、事実上の外交関係を多くすべしです。
最近、米国を訪れる機会がありましたが、中国祭をはじめ招待外交など、中国の極めて積極的な活動は、米国人の中国への関心を高めていますが、そのPRが激しすぎることに、逆に警戒心も強くなっています。孫子の兵法は「詐欺外交だ」という人もいますが、詐欺外交の極めつけは、招待外交により弱みを握ることです。最近の日中友好7団体が雁首そろえて、北京詣する姿に、招待外交の汚染の陰を強く感じるのは筆者だけでしょうか。
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