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2009-07-10 00:00
(連載)どこへ行く小泉チルドレン(2)
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
彼等が結束して、「現在の自民党のていたらくには、ほとほと愛想が尽きた」と言うと同時に、(これが大事なのだが)「国政のプライオリティとしては、これとこれを選択する」という政策を単純明快に闡明し、「新しい息吹に共感する国民の支持を期待する」とぶちあげたとしませんか。自民党にはほとほと嫌気がさしている国民だって、だから熱狂的に民主党を支援している訳ではない。なにせ民主党の半分は小沢さんに代表されるような旧来の自民党そのものなのだから。そこに清新な第三の選択肢が現れたとすれば、これは訴求効果大だと思われる。
ついでに(というのも失礼だが)、民主党の中で、小沢・鳩山的体質に違和感のある人々も同調すれば、これは大騒ぎになる。もっとも、チルドレンの選挙区の対抗馬はおおかた民主党だから、そんなハリウッド映画みたいなことは起らないだろうが、40数名が巧みなパブリシティ(これが極めて重要だと思う。従来のように、クラブ詰めの記者中心のレクだけでは何も起らない)で、自己存在をアピールし、その結果として、半分でも良いから当選すれば、潮目も変わろうというものだ。
既に自民党と一線を画した人々との合流も選択肢ではあろう。しかし、清新の流れを国民に意識させる方途としては、彼ら自身が日本の将来を示し、それに賛同する人々(民主党であれ、自民党離脱者であれ)がその輪に加わる、という構図の方がより魅力的ではないだろうか。もしかしてこの夢が実現すれば、日本の政治に一大転換を招来するかもしれない。麻生内閣と旧体質の自民党領袖(さらには民主党)がその情けないていたらくを変えることができないでいるだけに、この転換は日本政治に対する素晴らしい寄与になるであろう。(おわり)
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