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2009-07-09 00:00
(連載)どこへ行く小泉チルドレン(1)
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
「麻生では選挙は戦えない」という声については、あちこちで報道されている。まあ、戦えようが戦えまいが、前回のような「3分の2の多数」獲得なんていうことにはなりっこないのだから、いづれ負け戦となることは、衆目の一致するところである。
問題は負けっぷりだが、自民、民主ともに過半数をとれなかった(目下のところ最もありそうなシナリオだが)ということになると、大連立か、それぞれの党から分裂した人々が過半数のクラブを作るか、さもなければ、どこやらの政党がキャスティング・ウ゛ォートを握ることになる。しかし、そんな話は水晶の玉を前にして、どこかの占い師がやっていればよい。
来るべき選挙で一番頭を痛めているのは、小泉チルドレンといわれた80数名の一回生議員たちだろう。既にそのうちの半数は、どこかの派閥に属し、その意味では郵政造反議員復党時の異議申し立てのような迫力はなくなっている。とはいいながら、それでも40名ほどの議員は去就に頭を痛めていることだと推察する。小泉親分は全くウェットな人ではないから、さっさと息子に選挙区を譲って引退し、わがことなれり、後は野となれ山となれのスタイルである。
だから、旧来の自民党の浪花節は全く通用していない。まあ、もともと「次の選挙では、良くって3分の1しか当選しないよ」と言われていた話だから、「べつにどうということはないさ」という見方もあるが、違った角度から見ると、彼(または「彼女」。以下、面倒なので便宜上「彼」で通させていただく)らは、ひょっとすると、現在の政治の閉塞状況を打破する可能性を持っているのではないか、という希望もある。(つづく)
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